特集 「面」で支える子どもの暮らし—看護職はいかに連携することができるのか
—【地域で「面」をつくる試み❷】—通所事業所看護管理者が中心となった仕組みづくり
大野 真如
1
1一般社団法人あまね
pp.642-645
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200998
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それぞれの地域に、それぞれの役割の看護師が連携し、継続した支援を受けられることは、子育てをしていくご家族の「よりよき健康の保障」となり、どんなに重い障がいがあっても、この地域で暮らしていけるという安心感につながると考えます。
一般的に「看看連携」というと、「個別ケースを通じて関係機関の看護職がつながり、子どもへの看護を展開していくこと」ととらえられているのではないでしょうか。しかし、私が佐賀県の看護職の仲間たちとつくってきた看看連携は、それにとどまらず、さらに広い範囲での連携であったと考えます。次の3つを実現しながら、個別ケースに対する看看連携の仕組みを構築していったように思うからです。
❶人材の調達を目的とした県看護協会との連携
❷福祉事業所で看護職としての活動をともにする他事業所との連携
❸人材の育成を目的とした教育機関との連携
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