特集 「面」で支える子どもの暮らし—看護職はいかに連携することができるのか
—【地域で「面」をつくる試み❸】—日頃の問題意識から生まれたつながり
大久保 夏樹
1
1社会福祉法人ワーナーホーム
pp.646-649
発行日 2018年9月15日
Published Date 2018/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200999
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千葉県の北西部に位置する柏市は、人口42万人の中核市です。柏市には大学病院と市立病院を中心に、総合病院が何か所かありますが、重症心身障害児や医療的ケア児への後方支援の役割をはじめ、積極的に役割を担う医療機関はほとんどなく、近隣市の在宅医療機関、あるいは周産期医療センターが子どもたちの医療の担い手となっている状況です。
反面、生活を担う障害福祉サービス、とくに喀痰吸引を行なうヘルパー事業所や医療的ケア児に対応可能な通所施設は複数あり、2012年には東葛地域の市町村が協働し、短期入所への対応も可能な入所施設「光陽園」も設立されました。
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