書評
—つながる・ささえる・つくりだす—在宅現場の地域包括ケア
上野 幸子
1
1佐賀市在宅医療・介護連携支援センター
pp.713
発行日 2017年9月15日
Published Date 2017/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200778
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2008年、第9回国際がん看護セミナーでのこと。スコットランドのエジンバラにある「マギーズキャンサーケアリングセンター」の紹介を受け、熱心に質問をする秋山正子さんの姿を今でもはっきり覚えています。マギーズの活動こそご自身が求めていた形であると語り、運営方法やファンドはどうしているのか、この日本でもできないだろうかと尋ねていました。
それから2年後、「暮らしの保健室」の開設に始まり、2016年10月「マギーズ東京」オープンまでの夢を形にする秋山さんの実践力を、私は1人の訪問看護師として身近に感じながらも仰ぎ見てきました。この本では、その実践力の成果を「つなげる・ささえる・つくりだす」というキーワードでまとめ、「地域包括ケア」を形づくる方法が描かれています。
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