特集 地域包括ケアと病院
地域包括ケアと在宅医療
髙橋 昭彦
1,2
1ひばりクリニック
2NPO法人うりずん
キーワード:
在宅医療
,
地域包括ケア
,
認知症
,
包括的緩和ケア
,
顔の見える連携
Keyword:
在宅医療
,
地域包括ケア
,
認知症
,
包括的緩和ケア
,
顔の見える連携
pp.788-793
発行日 2013年10月1日
Published Date 2013/10/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541102633
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在宅医療(狭義)とは,医師が患者宅(患家と言う)を訪問して診療を行うことであるが,現在はグループホームやサービス付き高齢者住宅(サ高住)など,自宅以外のところで暮らす患者も利用できるようになっている.また,対象も高齢者ばかりでなく,がん,神経難病や小児,精神疾患などの患者に対する在宅医療も行われている.在宅医療の対象は,通院が困難な患者であり,年齢や疾患を問わない.
地域包括ケアには,医療,介護,予防,生活支援,住まいという5つの視点がある1).5つの視点の取り組みが,日常生活圏域において,利用者のニーズに応じて包括的で切れ目なく行われるのが地域包括ケアである.そのなかで,在宅医療は重要な役割を担う.在宅医療は,利用者の暮らしを支えるために必要な医療を適切に行い,多職種チームが安心して動けるように配慮し,看取りにも関わる.
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