書評
エキスパートナースの実践をポライトネス理論で読み解く—看護技術としてのコミュニケーション
飛田 篤子
1
1訪問看護ファミリー・ホスピス本郷台
pp.482
発行日 2017年6月15日
Published Date 2017/6/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200719
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「もっと上手にコミュニケーションをとれるようになりたい」。看護師であれば誰もが望むことである。看護の現場では、初めて出会う患者・家族の価値観や真のニーズを読み解き、援助関係を発展させて健康問題に協働して取り組むために、あらゆる場面で看護コミュニケーションが用いられる。また、専門的な知識・技術を看護実践に落とし込むとき、医師や福祉・介護職などとの多職種連携においても、効果的なコミュニケーションを介して初めてその成果が表われてくる。しかし、日々の看護場面でコミュニケーションがうまくいかないと感じる看護師は少なくない。コミュニケーションスキルを高めることは看護専門職として生涯にわたって学習すべき重要な課題のひとつといえる。
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