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次号予告・編集後記
小林
,
小池
pp.342
発行日 2017年4月15日
Published Date 2017/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200688
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秋山正子さんは、本誌2011年8月号の連載(第23回)のなかで「暮らしの保健室」の立ち上げの模様を紹介し、「看護職がボランティアで地域サロンを開くブームがおこるといいかなあと、思います」と書かれていました。それから約6年、看護職が関わる「保健室」の有用性は認知され、全国的に取り組みが広がってきています。今後の成熟のなかで、どのような展開がみられるのか楽しみです。行政含め地域との連携や協働が発展の鍵と思われますが、教員と看護職との協働により少子化で空いた教室を利用して小中学校のなかに地域に開かれた「保健室」ができたらおもしろいと妄想が広がりました。…小林
突然現れた人のあいまいさを伴った相談に応える。一見できそうで、すごく難しい営為ではないでしょうか。そんななかで伺った秋山さんの相談支援のあり様は、「来訪者の問題」に関わるのではなく、「問題の解決に向かおうとしているその人」に関わるというスタンスがキモなのだと感じました。根が問題解決思考にできている私としては、この基本的なものに最大の学びがありました。●保健室は、制度の枠にとらわれず、「地域に必要だ」という思いのもと取り組んでいるものです。こうしたものが各地で散発的に行なわれる事実に、地域で行なうケアの外殻を押し広げんとする実践者の志が垣間見え、なぜだか「私もがんばらねば」と力をいただきます。…小池
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