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次号予告・編集後記
杉本
,
小林
pp.440
発行日 2015年5月15日
Published Date 2015/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200206
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最後の担当号となりました。この春をもって、医学雑誌部『総合診療』誌に異動します。看護に憧れ、看護師さんを尊敬し、少しでもそばに近寄りたくて、看護一筋13年。どんなに胸が痛む日も、取材に行って、現場で奮闘するナースに出会えば、むくむく気力がわいてきて、血流が速まり、心がときめきました。原稿には真摯な思いが密かに確かに宿っていて、しばしば泣いて仕事しました。普通に生きてるだけでも傷つけ合ってしまう不自由に、意思をもって向き合って、自然な笑顔や泣き顔で凛と立ち、看護を志すみなさんの姿は、大げさでなく私の生きる希望だったのです。なかでも訪問看護は、計らずもユマニチュードが求める自律と謙虚、自由とは何かを教えてくれた。少しは近寄れたんだろうか。私に力をくださって、本当にありがとうございます。…杉本
今春より杉本にかわり、本誌の編集を担当させていただきます。以前は、看護学生向けのテキストの編集を担当していました。そこでは、(1)教育現場をよく見る、(2)教育現場の声をよく聞く、また、そのためには取材を通じて(3)教育現場にじかに触れることが重要だと感じてきました。そして、そうして得られたニーズから学びやすく特徴が際立つテキストとなるよう努めてきました。この観点は、雑誌づくりにも通じるものかと思います。今度は、実践・研究の現場に触れつつ、読者ニーズに寄り添う情報をいち早くお届けできるよう努めていきます。どうぞ、よろしくお願いいたします。…小林
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