巻頭インタビュー マグネットステーション・51
—当事者と訪問看護の支え合いで循環する—べてるの“おたがいさま”生態系/浦河の地域精神医療のこれから
吉田 尚平
1
,
本間 恵子
1
,
向谷地 悦子
2
,
向谷地 生良
2,3
,
川村 敏明
4
1訪問看護ステーションマーラ
2社会福祉法人浦河べてるの家
3北海道医療大学
4浦河ひがし町診療所
pp.331-340
発行日 2015年4月15日
Published Date 2015/4/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688200176
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当事者研究やソーシャルスキルトレーニング(SST)などを活用した先進的な地域精神医療の取り組みで知られる「浦河べてるの家」(北海道浦河町)。「当事者中心」をとことん追求し、これまでの精神医療の常識を打ち破ってきた「べてる」が、2014年6月に精神科特化型訪問看護ステーション「マーラ」を立ち上げた。
当事者もスタッフも「ともに暮らす仲間」と呼ぶ「べてる」の訪問看護は、「地域に当事者の森を育むようなもの」!?
当事者たちと「浦河べてるの家」を立ち上げ、36年間、彼らと地域でともに暮らしてきた向谷地生良さん(ソーシャルワーカー)と悦子さん(看護師)、また、昨年3月に精神科病棟を休止した浦河赤十字病院に勤めていたマーラ所長の吉田さん、スタッフの本間さん(ともに看護師)に話を聞いた。
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