巻頭インタビュー ケアする人々・28
地域をつくり、つなぐ「おたがいさん」流介護―認知症高齢者がいきいきと過ごす小規模多機能介護での“ふつうのこと”
加藤 忠相
1
,
藤原 瑠美
2
1株式会社あおいけあ
2福祉勉強会「ホスピタリティ☆プラネット」
pp.345-351
発行日 2014年5月15日
Published Date 2014/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102782
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- サイト内被引用
いま、わが国の認知症高齢者は300万人を超えているといわれている。在宅でケアをする環境が十分ではなく、受け入れ施設も圧倒的に不足するなか、小規模多機能型居宅介護「おたがいさん」を運営する加藤忠相さんは、施設に大勢の高齢者を囲い込んでいく従来の発想に警鐘を鳴らす。
「おたがいさん」はいま、その柔軟で自由な介護が注目されている。母親の介護をきっかけに日本の高齢者ケアのあり方に疑問をもち、スウェーデンの介護の現状を取材してきた藤原瑠美さんも、「おたがいさん」に注目する一人だ。
これからの日本に必要な高齢者ケアのあり方について、「おたがいさん」の実践からそのヒントを探る。
Copyright © 2014, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.