特集 吸引・胃ろう等をどう行なうか これからの“医療的ケア”【理解編】
【座談会】“医療的ケア”における看介連携の必然―“めんどうくささ”を連携強める第一歩に/“取れない痰”をどうするか? 異常時に、仇にも糧にもなる「関係性」/当事者の声①/当事者の声②
江川 文誠
1
,
重信 好恵
2
,
安城 敦子
3
,
川口 有美子
4,5,6
,
小田 政利
7
,
水町 真知子
8
1重症児・者福祉医療施設「ソレイユ川崎」
2練馬区医師会訪問看護ステーション・練馬区医師会居宅介護支援事業所
3訪問介護および居宅・重度訪問介護事業所「ケアステーションひまわり」
4訪問介護事業所「ケアサポートモモ」
5NPO法人「さくら会」
6日本ALS協会
7TILベンチレーターネットワーク「呼ネット」
8日本ALS協会近畿ブロック
pp.693-704
発行日 2012年8月15日
Published Date 2012/8/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102272
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この改正法の背景には、医療ニーズの高い高齢者が今後増える見込みに加えて、これまでも介護職員等が、障害児・者や神経難病の方々の在宅などでの暮らしを支えるために、実質的違法性阻却に立脚して“医療的ケア”を行なってきたことがあります。
そこには、利用者さん・家族との信頼関係と、個別の連携体制という蓄積があります。
ここで培われた経験は、「不特定多数の者」をも含む「これからの“医療的ケア”」を育んでいくヒントになるはずです。
これまでも医療的ケアに取り組んできた現場のみなさんに、多職種の立場から、改正法の意義と展望をお話しいただきました。
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