特集 地域包括ケアシステムの展望
ナラティブホームの挑戦―医療と住宅が一体で支える終末期ケアの物語
佐藤 伸彦
1,2
1ものがたり診療所
2医療法人社団ナラティブホーム
pp.36-41
発行日 2012年1月15日
Published Date 2012/1/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688102085
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ナラティブホームという造語がはじめて活字になったのは、今からもう8年も前のことである*1。それまでは「ホスピスホーム」という呼び方をしていた。ホスピスという言葉はすでに市民権を得た感じがあったが、どうしてもがん患者さんの終末期というイメージと、イギリスの救貧所やキリスト教を連想させることもあって、私にはしっくりこなかった。
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