連載 在宅ケア もっとやさしく,もっと自由に!・12
鵜鷺小学校にて,子どもたちとの対話
秋山 正子
1
1株式会社ケアーズ 白十字訪問看護ステーション・白十字ヘルパーステーション
pp.726-727
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101688
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夏の初め,7月8日(金)の午後に,私は島根県出雲市大社町鷺浦というところに出かけました。134世帯,268人が住む鷺浦は日本海に突き出た出雲半島の南端近く,ここにある鵜(う)鷺(さぎ)小学校の全校生徒9人に会うためです。この小学校の出身である順天堂大学教授の樋野興夫先生(「がん哲学外来」で最近あちこちに呼ばれている医師)と,鵜鷺小学校校長の藤原恵子先生の交流から,3月に放映されたNHKの「プロフェッショナル仕事の流儀」に取り上げられた「訪問看護師の秋山正子さんに会いたい」という子どもたちの願いに応えて実現した企画です。
私は翌日から鳥取で行なわれる「第18回日本ホスピス・在宅ケア研究会」(大会長は徳永進先生,テーマは「いのちのおわりにみみをすます」)に参加する予定でしたので,その一日前に出雲に寄って,それから鳥取に向かおうと,そんなふうに考えたのです。
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