特集 いまなぜポートフォリオなのか─学生評価・教員評価の新たな展開として
小学校におけるポートフォリオの広がり
川﨑 ひろか
1
1高知県高知市立鴨田小学校
pp.24-30
発行日 2007年1月25日
Published Date 2007/1/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663100591
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はじめに
学校教育では,文部科学省(以下,文科省)が示す学習指導要領によって子どもの学習の目標,内容などが定められ,学校現場ではそれを受けてさまざまな教育活動が行われている。
そのなかで近年,ポートフォリオは全国各地の小・中学校で導入されるようになってきた。このポートフォリオは,今では「総合的な学習の時間」(以下,総合学習)での実践を中心に,各教科においても全国に広がりつつある評価手法である。最近では,医療,看護界の方々とポートフォリオの話をする機会も増えてきた。そこで,本稿では教育現場の教師の視点から,小学校におけるポートフォリオの活用について報告する。
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