連載 わたしのことをわたしから・35
私のリハビリ体験
細川 聰美
pp.724-725
発行日 2010年9月15日
Published Date 2010/9/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101687
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リウマチの療養から2年が過ぎ,いよいよ正式に会社に復帰できると準備を始めていた2001(平成13)年2月,私は突然動けなくなってしまいました。それは下半身にぬるま湯をゆるゆるとかけられたような感触で,腰から下が定まらず,どうしても立ち上がることができません。55歳のときでした。
リウマチの治療を受けていた大学病院分院に緊急入院しました。診断は「胸椎圧迫骨折による下半身不随」。高熱と呼吸できないくらいの咳があり,肺炎にもかかっていたため,手術より肺炎治療が優先となり,病院のベッドで安静のまま1か月が経過しました。
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