特別記事 シンポジウム「この町で健やかに暮らし,安心して逝くために―緩和ケアが実現できる地域づくりをめざして」
家族の思い
西原 由記子
1
1NPO東京自殺防止センター
pp.122-124
発行日 2010年2月15日
Published Date 2010/2/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101539
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中村先生の訪問のお話と,萩尾さんの写真を見て,なるほど,なるほどと思いました。地域の医師と,訪問看護ステーションの皆さん,それからブース記念病院に入院させていただいて,いろんな方々が,皆つながりあって,1人の命の最期を全うできるようにしてくださったというふうに実感しております。
西原は非常に呑気な面と,頑固な面とありました。自宅は,寝室とリビングルームがちょっと離れているんですが,「オーイ」と声がかかる。あまり声を出すと消耗するだろうと思って,スイスで買ってきたカウベルの小さいのを鳴らすことにしたら,しょっちゅうガラガラーンと鳴らすんです。それに加えて,何だかんだと言うのです。
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