連載 訪問看護師による看取りの検証・1【新連載】
社会とともに創る看取りの文化
菊井 和子
1
,
菅崎 仁美
2
,
大橋 奈美
3
,
長谷 起世子
4,5
1関西福祉大学看護学部
2岡山訪問看護ステーション看護協会
3訪問看護ステーションハートフリーやすらぎ
4関西福祉大学看護学部
5前赤穂市訪問看護ステーション
pp.866-871
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101450
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
- 参考文献
看取りの場の変化
今,この国の看取りの流儀が大きく変わろうとしている。
ふり返れば,このような変化は過去にも何度かあった。かつては多くの人が自分の家で死を迎えた。「畳の上で死ぬ」ということは,不慮の事故や事件で死ぬのではなく,自分の家で,家族に囲まれて最期のときを迎えることを意味し,それが「まともな最期」「まともな死に方」とされていた。
Copyright © 2009, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.