連載 訪問看護普及・拡大プロジェクト・1【新連載】
訪問看護ステーションの需要状況
岡戸 順一
1
,
坪井 塑太郎
2
,
青島 耕平
3
,
齋藤 訓子
4
1日本看護協会専門職支援・中央ナースセンター事業部
2立教大学社会学部
3日本看護協会政策企画部
4日本看護協会
pp.862-865
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101449
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本連載ではこれから6回にわたって,平成20年度厚生労働省老人保健事業推進費等補助金による「訪問看護事業所数の減少要因の分析及び対応策のあり方に関する調査研究事業」について報告する。
本事業は,訪問看護の普及・拡大に向けた具体的な支援策の提示を目的として,社団法人日本看護協会が実施したものであり,以下の3つのプロジェクト,Ⅰ. 地理的特性を加味した訪問看護サービスの需給状況,Ⅱ. 訪問看護ステーションの事業運営のあり方,Ⅲ. 訪問看護の利用促進に向けた対応策のあり方,に関する検討から構成している1)。
連載第1回から第3回までは,訪問看護ステーション不足数の推計および訪問看護の空白地域とサテライト事業所の設置候補地の選定方法(プロジェクトⅠ)を3回に分けて解説し,次いで,第4回では,訪問看護ステーションの安定的な経営に関連する要因(プロジェクトⅡ)について述べる。また,第5回は軽度の在宅療養者を対象とした訪問看護サービス導入に関するモデル事業(プロジェクトⅢ)の報告,第6回で事業全体の総括を予定している。
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