書評
知命の齢が近づきつつある人すべてに薦めたい一冊
清水 將之
1
1元日本児童青年精神医学会
pp.243
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101289
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●老いを考えるということ
高齢者問題が,国家財政,営利福祉,人情・家庭事情など幅広く話題となる時代なので,老人や老齢を語る書物が陸続と刊行されている。老いについての書物は,若い頃に触れたキケロ以外はほとんど読んだことがない。本書は例外である。
老いをあこがれる,とはどういうことか,と訝った。しかし,読んで,著者の思惑がわかった。
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