ほっとらいん ふろむ ほんごう
介護・看護に活かせる!?「触れる」ケア―「タクティールケアⅠコース」
pp.250
発行日 2009年3月15日
Published Date 2009/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688101292
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タクティールケアとは「触れる」ことを主体としたタッチケアの一種。ツボや筋肉に刺激を与えるいわゆるマッサージとは違い,全体をやわらかく包み込み,ゆっくりとなでることがケアの基本となる。「触れる」コミュニケーションを通して,患者の不安・苦痛が和らぐ効果や眠りにつきやすくなる効果があり,刺激が少ないため浮腫のあるがんターミナル患者への緩和ケアやBPSD(認知症の周辺症状)のケアとしても実施することができるという。
2009年1月19日(月),20日(火)に行なわれた「タクティールケアⅠコース」の2日目を取材した。1日目にケア理論の学習と手・背中のケアの実技演習を行ない,2日目は足のケアの実技演習と全体の復習,緩和ケア理論の確認が行なわれた。実技演習では参加者同士2人1組になって施術しあうことで,お互い的確な指摘ができ,学習がはかどっているようだった。
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