特集 在宅経腸栄養/PEG利用者の支援
口から食べることをあきらめない―PEG患者の嚥下リハビリテーション
五島 朋幸
1
1ふれあい歯科ごとう
pp.1011-1015
発行日 2006年11月1日
Published Date 2006/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688100729
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胃ろうは経口摂取への1つの手段
「胃ろうにしたからもう一生口から食べられない」という誤った認識が社会の中で未だ蔓延しているのは大変残念なことである。最近では,病院や地域のNST(栄養サポートチーム)の活動が盛んに取り上げられており,胃ろうを1つの手段として,経口摂取への道を探ることが大きな目標となっている。このような時代であってさえ医療関係者の中にも「胃ろう=経口摂取不可」と考えている人がいるのは大変残念なことである。
口から食べることは単なる栄養摂取の手段ではない。腸管免疫に多大な影響を与えるとともに,コミュニケーションツールであり,生きる喜びへとつながるものである。
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