文献レビュー
クライエントの望ましいアウトカムの評価指標―QOL,ADL,精神・心理尺度レビュー
山中 泰子
1
,
叶谷 由佳
1
,
佐藤 千史
2
,
日下 和代
3
1東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科健康情報分析学
2東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科
3東京医科歯科大学大学院保健衛生学研究科精神保健看護学
pp.704-711
発行日 2001年9月10日
Published Date 2001/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902340
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はじめに
専門家として医療,ケアを提供する者は,常にその対象者の望ましい成果(Outcome)に注目し,自分たちの提供した技術の評価を行なってきた。殊に近年,欧米では医療費の逼迫を機にヘルスケアリフォームが進められており,マネジドケアの導入により保険者が契約先の医療施設の質を管理し,質を要求する時代となり,医療提供者は自分たちの行なっている行為に対して,質を客観的に評価し,それを公開していくことが求められる成果の時代となった。
提供した専門的技術の評価として成果を見ていく場合,その提供した技術に感受性の高い成果指標を使用することが重要であり,評価する対象によって指標は異なる。
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