焦点 患者の生き方を見つめる
ターミナルケアにおける回想法
小田島 朗子
1
1前 東洋英和女学院大学大学院
pp.966-970
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902277
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回想法は,近年ターミナルケアの手法のひとつとして,主に欧米のホスピスなどで実践されるようになってきている.
従来臨床では,ケアの中で日常的に患者の思い出話に耳を傾けることで,意識せずに回想法的な関わりを持っていたと考えられる.末期患者を対象とした回想法が報告されるようになったのは,主に米国において1980年代中頃からであるが,その件数はごくわずかである.
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