第4回懸賞論文募集「病院から地域へのネットワークづくり」
〔対談〕看護専門職の発想,実践,検証に期待を寄せて
石垣 靖子
1
,
川島 みどり
2
1東札幌病院
2健和会臨床看護学研究所
pp.903-907
発行日 1998年12月10日
Published Date 1998/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902265
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看護の専門性と主体性の見せどころ
川島 今度の懸賞論文の募集テーマは「病院から地域へのネットワークづくり」ということですが,東札幌病院のネットワークは,どんなふうにできたのですか.
石垣 当院はがんの患者さんが多いのですが,インフォームド・コンセントが進んできますと,自宅で療養したいという人が増えてきます.ですから,「がんの患者さんが自宅で療養するには,どういうサービスが必要だろうか」「患者さんやご家族をいかにサポートするか」という在宅療養の最大の課題を考えることから,退院計画のシステムづくりが始まりました.つまり,ネットワークづくりの基本となったのは,退院計画です.
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