特集 看護体制変革期の課題と取り組み
日本看護政策研究会第2回公開勉強会より
―司会者まとめ―さまざまな問題点が披瀝された勉強会
中西 睦子
1
1広島大学医学部保健学科
pp.120-121
発行日 1995年3月15日
Published Date 1995/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902172
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この勉強会では,野村氏は新看護体系ができあがる経緯をふまえ,その特徴と看護管理の問題を述べた.大山氏は,これを社会的・政治的文脈から捉え,外目には見えない構造を解剖し,問題点を指摘した.山崎氏はご自身の病院の看護管理に対してこの料金体系が与えた衝撃についてふれ,看護管理者としてきり抜けなければならない課題と問題解決の一端を示した.
その後のフロアとのやりとりの中で浮上したテーマは,およそ3つに大別できる.すなわち①看護サービス対価の考え方,②財源または予算分配の政治力学,③看護部門の管理的意思決定である.
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