焦点 これからの電子カルテとクリティカルパスのカタチとコンセプト
グローバルスタンダードの医療記録の条件
副島 秀久
1
1済生会熊本病院腎泌尿器センター
pp.632-635
発行日 2002年8月10日
Published Date 2002/8/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686902144
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
そもそも医療記録は何のためにあるのだろうか。医療者のためか,医学の発展のためか,患者のためか。その目的は保存か,検索か,開示か,研究か。さまざまな記録の方式や形態が考案され,未だに普遍性のある記録様式は定まっていない。
医師の記録(いわゆる2号用紙)は,医療内容の要点の記載が主で,重要なこと,特別なこと以外,詳細な記述は通常行なわれない。
Copyright © 2002, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.