特集 非侵襲的呼吸管理の実践講座—酸素療法からハイフロー,NIVまで症例で学ぶ
Ⅲ.急性Ⅱ型呼吸不全
喘息発作—NIVを試みる条件,すべきでない条件とは?
堀江 健夫
1
1日本赤十字社前橋赤十字病院呼吸器内科
pp.66-71
発行日 2019年2月1日
Published Date 2019/2/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1437200217
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Point
・喘息発作では動的肺過膨張,内因性PEEPによる生理学的死腔の増加と呼吸筋疲労を来す.
・NIVは発作病態の改善をもたらす合理的な治療であるがエビデンスはいまだに不十分である.
・呼吸・換気不全は重篤になって出現する.病歴や併存疾患等に留意し,IMVへ切り替える時機を逸しないように対処する.
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