特集 婦長・主任のための看護過程と看護診断
ウェルネス型看護診断の活用―重症心身障害児・者施設において
斉藤 恵美子
1
,
桑原 光代
1
,
橋本 節子
1
1都立府中療育センター
pp.697-701
発行日 1999年9月10日
Published Date 1999/9/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901979
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当センターの入所児・者について
乙武洋匡著『五体不満足』が多くの人に読まれ,身体障害への理解が広り,大江光は,音に対する繊細な感覚を作曲活動で開花させて知的障害への理解に一役買った.彼らはそれぞれに障害がありながらも,持っている能力を発揮しており,人には限りない可能性があることを示している.
重度の知的および身体機能障害と,中枢神経系統障害などをあわせもっている人が重症心身障害児・者である.発症の原因が,出生時などの周産期や乳幼児期の疾病に起因することが多く,成長発達が遅延し,合併症も重複しているために,障害の程度は重く個人差が大きい.
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