Japanese
English
特集 身体障害児者施設・機関のサービスとその課題
重症心身障害児(者)施設
Medical facility for children with Severe Motor and Intellectual Disabilities Syndrome
笛木 昇
1
Noboru Fueki
1
1信濃医療福祉センターリハビリテーション科
1Division of Rehabilitation, Shinano Handicapped Children's Hospital
キーワード:
医療型障害児入所施設
,
短期入所
,
アドバンスケアプランニング
,
在宅支援
Keyword:
医療型障害児入所施設
,
短期入所
,
アドバンスケアプランニング
,
在宅支援
pp.831-839
発行日 2022年7月10日
Published Date 2022/7/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552202559
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重症心身障害児医療・福祉の変遷
児童福祉法が1947年12月12日に制定され,肢体不自由児施設や精神薄弱児施設ができたものの,重度の肢体不自由と知的障害を重複する児は,どちらの施設からも対象外とされた.小児科医の小林提樹氏らにより,その対象外とされた児を受け入れる施設として「島田療育園」が1961年に設立されたのが,重症心身障害児施設の始まりとされる1).
その後,家庭裁判所調停委員であった草野熊吉氏らにより「秋津療育園」,滋賀県の行政職の糸賀一雄氏らにより「びわこ学園」が相次いで設立された.また重症心身障害児の親たちが中心となって,「全国重症心身障害児(者)を守る会」を1964年6月に設立し,国に対して,人並みの医療・安全な生活と発達を保障できる施設を作るように訴えた.
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