特別記事
ウェルネス型看護診断 PartⅡ―新しい診断ラベルの開発と活用
櫻田 信敏
1
,
橋本 節子
1
,
桑原 光代
2
1都立府中療育センター看護科
2都立駒込病院看護部
pp.988-993
発行日 2000年12月10日
Published Date 2000/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901143
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はじめに
私たちは重症心身障害児・者(以下,重症児・者)の療育,看護に長年かかわるなかで,ウェルネス型看護診断を開発し,活用してきた。その有効性について,日本看護診断学会1,2)はじめ,雑誌3,4)などで発表してきた。ウェルネス型看護診断は,たとえわずかであっても,重症児・者のできる,あるいはこれから伸びるというプラスの面に焦点をあてていることが特徴である。これは,重症児・者だけでなく,他の分野の看護にも活用できるということで全国のさまざまな施設から問い合わせがあった。
ところで,私たちはこの1年,看護婦の能力によって診断名にバラつきが出ることのないよう,あるいは,他の職種(保育士や療育員)の人たちと共働しやすいようにとさらなる検討を続けてきた。
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