新人看護職議員の永田町だより・3 いま,国政の場では―看護職出身の2人の国会議員による活動日記
一人ひとりにとっての湾岸戦争
外口 玉子
1,2
1衆議院
2社会党
pp.185
発行日 1991年5月15日
Published Date 1991/5/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901821
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この数か月間、日本のマスメディアはリアルタイムで戦争の中継をし続けました。
黒い油まみれの海辺の鳥たちの息苦しそうな羽ばたきを目のあたりにして、戦争という愚かしい行為に改めて衝撃を受けたのは私ばかりではないと思います。今も中東の空は燃え続ける油井の黒い煙に覆われています。自然と生き物を破壊しつくす戦争には「勝者」も「敗者」のいずれもなく、中東湾岸諸国の人々が希求する「民族の自立」は、さらに遠のくばかりです。
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