べらどんな
戦争とEKC
GEN
pp.1666
発行日 2009年10月15日
Published Date 2009/10/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1410102902
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戦争があると新しい病気が起こったり,大勢の病人が出る。
日露戦争(1904-05)のときには脚気が流行した。ただし陸軍だけのことである。海軍ではその20年前からこの問題に注目していた。軍医総監の高木兼寛の提案で主食には麦を混ぜ,脚気はほとんどなくなった。陸軍では「脚気は伝染病」という固定観念から,白米に固執したので多数の脚気患者が出ることになった。
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