特集 事例検討のススメ
事例検討を新人育成に活用―健和会訪問看護ステーショングループの合同事例検討会
野村 千春
1
1綾瀬訪問看護ステーション
pp.258-264
発行日 1996年7月15日
Published Date 1996/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1688901167
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健和会訪問看護婦全員参加の事例検討会
事例検討会の発足は1995年4月.特定医療法人財団健和会が実施主体となった訪問看護ステーションが6か所となり,訪問ナースの半数が訪問看護歴1年未満という状況があった.柳原病院地域看護課の活動から訪問看護ステーションになるまで,そしてステーションの活動の中から24時間ケアシステムの実施など,時代と共に蓄積されてきた経験を伝えるため,さらに活動・ケアの質の統一,向上のためにも,合同事例検討会は必要だった.
6か所のナース全員が可能な限り参加し,近隣数か所の他ステーションからも参加の希望があり受け入れている.異色なのは新商品を紹介するために様々な業者が毎回1社参加することであろう.計35名前後が毎月第3金曜日午後6時15分に集合し,2時間の熱い討論を交わすのである.
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