特集 職場運営の悩み人間関係マネジメント
―目標管理の運営で考慮していること[2]―和気あいあいではなく組織人として尊重し合う
那須野 合子
1
1東京都立大塚病院看護
pp.926-929
発行日 2002年12月10日
Published Date 2002/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901557
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病棟の目標管理の実際
筆者が勤務する病棟は,外科と婦人科の混合病棟であり,ベッド定数44床,看護人員23名(うち看護長1名,主任3名)である。勤務形態は準夜勤3名,深夜勤3名の3交代制であり,看護方式は,モジュール型継続受け持ち方式を採っている。入院患者は,手術目的・手術後の化学療法・ターミナル期とさまざまである。
当院では目標管理を行なっているため,病院の方針,看護科の理念・目標をもとに,昨年の状況を踏まえながら,4月に病棟目標を決めていく。まず,病棟管理者として,「状況の把握と共有化(図1)」と「自職場の管理構想(図2)」のワークシート(永井則子氏が平成13年3月講演時に紹介したもの)を作成する。それを用いて看護科と意見交換したり,あるいは指導を受け,病棟目標を立案する。
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