特別記事
褥瘡対策未実施減算Q&A―看護管理者として再点検したい30項目
鈴木 定
1
1医療法人豊岡会岡崎三田病院
pp.852-859
発行日 2002年11月10日
Published Date 2002/11/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901541
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はじめに
2002年4月の診療報酬改定で入院基本料に「褥瘡対策未実施減算」の仕組みが導入され,10月1日より実施された。この制度では,病棟の種類に関係なく褥瘡対策に取り組むことが求められており,実施していない場合,1日につき入院患者1人当たり5点が入院基本料から減点される。
この制度は1日5点という点数以上のインパクトを各医療機関に与え,一部はパニックに近い状況に陥った。その後,この制度についての解説や,対応方法が日本看護協会のホームページや全国保険医団体連合会の出版物等により紹介され1,2),また褥瘡対策に対応したセミナー等も開催された。筆者は本年4月より全国各地で,褥瘡対策未実施減算についてのセミナーの講師を務めているが,そこでも数多くの質問が寄せられている。
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