連載 看護管理業務の改善―長野赤十字病院の取り組み・2
中堅ナースにリーダーシップの発揮をうながす
青木 美智子
1
,
小橋 信子
1
,
小林 厚子
1
,
早川 公子
1
1長野赤十字病院
pp.415-420
発行日 2000年5月10日
Published Date 2000/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901208
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はじめに
「あの人がもう少しリーダーシップを発揮してくれたら,私の病棟はもっと活気づくのに」と悩んでいる看護管理者は多い。しかし,部下のナースたちのリーダーシップ発揮を期待はしていても,実際には学習する機会を与えていないのが現状ではないだろうか。
当院では,中堅層である卒後10年以上の到達目標を表1のとおりに作成している。これらの目標が達成されるように計画したのが前回紹介した看護管理研修である。研修生23名の経験年数は,7年目が1名,11~15年が5名,16~20年が10名,21~24年が6名,28年目が1名で,平均17.8年であった。
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