特集 チーム医療のための環境づくり―浦添総合病院の看護
看護職主導による入退院調整
儀部 米子
1,2
1浦添総合病院入退院コーディネーター部
2総合相談・地域連携センターかけはし
pp.354-359
発行日 1999年5月10日
Published Date 1999/5/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901000
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
はじめに
高齢化の進展に伴う医療費の増大により,医療保険財政が大幅な赤字構造となっている中で,医療提供体制,医療保険制度の両面にわたって抜本的な改革が進められている.
1997年4月の診療報酬改定から,新看護体系に平均在院日数が要件として含まれるようになり,さらに,10月改定では,平均在院日数の要件強化と一般病棟に長期入院する老人患者の点数引き下げなどの締めつけが始まった.平均在院日数の要件は,2対1看護では25日以内,2.5対1看護では28日以内に縮小され,3対1看護も60日以内,3.5対1看護では90日以内という要件が新たに加わった.

Copyright © 1999, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.