特集 看護の視点を生かすコーディネーター
在宅での療養環境を整える―退院調整における看護職の役割
本道 和子
1
,
須藤 直子
2
,
川村 佐和子
3
1東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
2石心会川崎幸病院看護部
3東京都立保健科学大学保健科学部看護学科
pp.760-765
発行日 2001年10月10日
Published Date 2001/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686901309
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医療連携の中の看護
1992(平成 4)年の医療法改正以来,医療機関同士の役割分担と,複数の医療機関からの継続した医療提供が目標とされ,地域単位で医療連携システムの構築が課題となっている。地域中核病院の中には,医療連携部門を院内に設置し,開業医と契約を結び,登録制などの方法で,医療の利用者の紹介・逆紹介の円滑化を図る試みがある。
医療連携における治療の一貫性は,医師同士の診療情報提供にて保証することが試みられている。一方で看護は,複数の医療機関による整合性のある支援提供を目指し,「継続看護」の名の下に看護サマリーの充実などを試みてきた。
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