特集 医事業務
入退院業務の機械化
落合 勝一郎
1
1聖路加国際病院
pp.877-881
発行日 1959年11月1日
Published Date 1959/11/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201585
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日本の病院では収入の大部分が診療料金でまかなわれておゆ,更に診療料金の半分以上が入院収入で占められるのが病院の一般的な在り方である。私の病院の最近3力年の例を見ると,(入院収入)(外来収入)昭和31年61.2%38.8%昭和32年67.5%32.5%昭和33年67.7%32.3%
これらの数字が示す様に,入院収入は診療収入の大体70%前後となる。その上,毎年入院収入の比率が増大する傾向が見られる。従つて,あらましの日本の病院は診療収入以外に財源を持たないから,勢い,病院経済を入院収入に強く依存せざるを得ないのが現状であろう。
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