焦点 看護必要度をめぐって・3
看護必要度評価法確立に向けた看護業務量調査―予備調査の結果と今後への示唆
嶋森 好子
1
1東京都済生会向島病院看護部
pp.230-236
発行日 1999年3月10日
Published Date 1999/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900980
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はじめに
「平成9年医療施設調査・病院報告」1)によると,全国の病院総数(一般診療所,歯科診療所を除く)は9413病院で,1993(平成5)年から毎年減少している.この傾向は病床数にも見られ,1990年に194万9493であった病床数が1997年には190万734床と,この7年間で2.5%の減少となっている.
これは,高齢社会の到来に向けて行なわれている医療と福祉の再編成や,それをめざした病院機能の分化を進める施策の効果ともいえる.しかし一方で,入院患者の食費の一部負担や外来診療費の自己負担率の増加などにより,受診抑制が起きているとの見方もある.
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