特別論文
看護情報システムの現状と課題―効率的な導入にあたって
美代 賢吾
1
1東京大学医学部附属病院中央医療情報部
pp.769-781
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900730
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ここ数年,医療機器関連の展示会などで,看護情報システムの出展が目立つようになってきた.看護情報システムに関する研究発表も年々増加し,医療情報システムの中でも1つの大きな分野を確立しつつある.病院においても,病院情報システムの導入あるいはリプレース(システムの入れ替え)の機会に,看護情報システムを導入する病院が増えている.
看護情報システムは,本来,看護職,病院,患者それぞれにとって有益なシステムである.しかし,看護情報システムの安易な導入によって,業務の効率化どころかかえって業務量の増大を引き起こす事態も起こっている.
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