特集 「わざ」と「知恵」を伝える―現場での人材育成
スポーツ界のコーチング―「教える人」はどう育つか
吉村 正
1
1早稲田大学人間科学部健康科学科
pp.762-766
発行日 1998年10月10日
Published Date 1998/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900729
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はじめに
とても難しいテーマをいただいた.筆者には,ソフトボール歴48年の経験があるだけである.1965(昭和40)年の早稲田大学入学と同時にソフトボール同好会(現ソフトボール部)を創設して以来4年間主将を務め,その後男子部監督15年,女子部監督20年を経て,現在は両部を監督する総監督という立場にある.「教える人」がどう育つかを語れるとするならば,この部分からであろう.
そこで今回は,筆者が専門とするソフトボールの指導で得たこと,感じたこと,理想として思うことなどを整理し,そこから,指導者としての監督はどうあることが望ましいかを,読者の皆さんと一緒に考えることができればと思う.
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