Japanese
English
特集 診療報酬からみたリハ―疾患別リハ導入のその後
疾患別リハビリテーション導入の現状と課題
Current medical insurance system for rehabilitation medicine according to diseases groups in Japan.
吉永 勝訓
1
Katsunori Yoshinaga
1
1千葉県千葉リハビリテーションセンター
1Chiba Rehabilitation Center
キーワード:
医学的リハビリテーション
,
疾患別リハビリテーション
,
医療保険
,
診療報酬
Keyword:
医学的リハビリテーション
,
疾患別リハビリテーション
,
医療保険
,
診療報酬
pp.7-14
発行日 2012年1月10日
Published Date 2012/1/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1552102325
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はじめに
2年ごとに行われる診療報酬改定の項目のなかで,リハビリテーションに関する項目は改定のたびに目まぐるしくルールが変わっている.特に2006年度改定では,それまでの理学療法・作業療法・言語聴覚療法という区分,および個別・集団という区分が廃止されて,「疾患別リハビリテーション」という,それまでの基本体系を大きく覆す概念が導入され現在に至っている.また2006年度以前に存在した「総合リハビリテーション施設」という施設基準も廃止されて,各疾患別リハビリテーションの施設・人的基準に組み込まれた1).
本稿では,疾患別リハビリテーションの導入された経緯,それ以前の体系との比較,現体系の問題点などについて述べる.
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