調査研究
実習指導者の実習指導観形成過程の検討―一病院における実習指導者への面接を通して
吉野 由美子
1
1厚木看護専門学校
pp.444-450
発行日 1997年6月10日
Published Date 1997/6/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900656
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はじめに
基礎看護教育において臨地実習(以下,実習とする)のもつ意味は大きい.実習は授業形態の1つであるが,学生が学内で学んだ知識と看護の実践の統合を図る場である.
その実習を支えるものとして,実習指導者(以下,指導者とする)の存在がある.指導者には,実習環境の調整・役割モデル・目標設定から評価・助言・監督等の役割がある1)といわれている.そして,それぞれが指導者としての役割を受けとめ,実習指導にあたっての信念やねがい,すなわち実習指導観をもち,指導にあたっている.
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