連載 老人の在宅ケアにおける看護技術研究・3
訪問看護活動の質の向上に関する研究・1
訪問看護活動と医師の指示について
天野 志保
1
,
川村 佐和子
1
,
数間 恵子
1
,
牛久保 美津子
1
,
望月 弘子
2
1東京医科歯科大学医学部保健衛生学科
2山梨県看護協会
pp.772-778
発行日 1997年10月10日
Published Date 1997/10/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900566
- 有料閲覧
- 文献概要
- 1ページ目
緒言
近年,医療器具を装着したまま病院から在宅での療養へ移行する人々や,在宅療養経過中にさまざまな医療処置が開始される人々が増加している.
それに伴い,訪問看護の対象は質的にも変化し,在宅での医療処置に関して,訪問看護婦の参加が求められるようになった.また,短時間のうちに医師の指示を得ることが困難な訪問看護においては,特に医療依存度の高い療養者に対する,訪問看護婦の高い判断力と技術力が必要とされるようになった.
Copyright © 1997, Igaku-Shoin Ltd. All rights reserved.