調査・研究
―基礎教育における看護の概念形成に資する―北米看護診断学会(NANDA)の看護診断リスト訳(試案)の作成
数間 恵子
1
,
川村 佐和子
1
,
松岡 恵
1
,
牛久保 美津子
1
,
諏訪 さゆり
1
,
佐藤 健次
1
,
佐藤 千史
1
,
小見山 実
1
,
佐藤 正美
2
,
リンデンマン 美智子
3
1東京医科歯科大学保健衛生学科
2東京医科歯科大学
3セントジョーンズコミュニティサービス(ワシントンD.C.)
pp.704-707
発行日 1995年8月25日
Published Date 1995/8/25
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1663903712
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はじめに
看護診断は看護の支援を要する患者の状態を表すものとして,看護過程の極めて重要な部分の1つと認められている.しかし,どのように看護診断を表記するかに関しては必ずしも一致しているとはいえない.
基礎教育の段階において看護過程/看護診断に関して教育するにあたり,看護診断をどのように表記するかは極めて重要な論点と考えられる.すなわち,学生は看護診断の表現を通じて,対象のどのような状態を看護の働きかけの焦点とするかを学び,ひいては看護という事柄について概念形成をしていくからである.
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