特別論文
看護婦の労働環境にみる科学的管理―(その2)看護提供方式による臨床現場実態の相違
加藤 和子
1
1横浜市立大学看護短期大学部
pp.881-887
発行日 1996年12月10日
Published Date 1996/12/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900436
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前稿では,リーン生産やトータル・クオリティ・マネジメント(TQM)で特徴づけられる日本型経営に不可欠なタイムスタディなどの科学的管理によって,看護業務が合理化されることにおける問題を指摘した.
今回は,看護提供方式として代表的な,①機能別看護,②チームナーシング,③プライマリ・ナーシング(モジュール型継続受持ち方式を含む)のそれぞれを採用している病棟において,どのような看護実践活動が展開されているか,その実態を把握する.また,それらが,看護婦の専門職業人としてのキャリア発達に,どのような影響を与えているのかを整理し,今後の課題を検討する.
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