特集 看護
対談
看護婦と労働問題
林 塩
1
,
野村 平爾
2
1日本看護連盟会
2早稲田大学法学部
pp.357-362
発行日 1960年5月1日
Published Date 1960/5/1
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1541201658
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争議行為についての考え方
編集部最近しばしば論議をかもしております看護婦の労働問題につきまして,看護連盟会長の林塩先生と,早稲田大学で労働法を教えておられる野村先生においでいただきましていろいろと御意見をお伺いすることになりました。林先生から一つお願いいたします。
林編集部の方からお話がありましたように,最近病院の中に労働問題が入つて来まして,近い例が年末闘争ですが--組合活動が活発になつております。私の知つている病院でも看護婦も組合員ですから運動に参加しましたが,看護婦自身としましても,これでよいのだろうか自問している面も見受けられるのでございます。また経営者側も看護婦が何をするかという考え方が強いのです。やはり気分の上に矛盾があるようです。この点先生はどうお考えでしようか。
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