看護管理 マンパワー管理
初めての婦長配置替え―その成果と今後の課題
泉本 亘子
1
,
藤井 京子
1
,
新田 節子
1
,
塩谷 千恵
1
1明治鍼灸大学附属病院
pp.104-107
発行日 1994年3月15日
Published Date 1994/3/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900226
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はじめに
東洋医学では日本唯一の4年制大学の教育施設として,1987年8月に開設された当院は,1992年10月婦長配置替えを初めて実施することができた.その後約1年が経過し,婦長の成長と各看護単位の活性化を図れると同時に,今後の課題も明確になった.
高嶋妙子も1)「当院のある婦長の名言があります.『交代して半年間に起こる良いこと,悪いことはすべて前任者の責任,しかし1年たって浮き彫りにされる問題は自分の責任』というのです.その通りだと思います」と述べているように,明確になった課題は交代した婦長自身の責任である.婦長交代1年後の成果と今後の課題について,
1.婦長の配置替えによって変化したこと
2.看護部の組織にどのような変化を生じたか
3.医師との関連
4.主任の活性化と役割の明確化
の4つの視点から報告する.
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