特集 活性化を目指す
看護の向上を目指して行なった看護管理の変革
渡辺 孝子
1
1埼玉県立がんセンター看護部
pp.224-229
発行日 1993年7月15日
Published Date 1993/7/15
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686900174
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はじめに
病院は社会の要請に応じて運営され,患者が満足できる医療を提供すべき組織である.そしてそこで働く職員には,仕事に対する自信と誇りが持てるように職場環境を活性化させなければならない.
病院の中での看護部門は,全病院職員数の過半数を占め,24時間患者と密接に関わって業務を行なっていることから,病院組織の目的遂行のためにはどの部門よりも強い力になり得るはずである.すなわち,病院の質は看護の質に負うところが大きく,患者にとって良い医療を提供している病院ほど,看護の職場が生き生きと活動していることになる.
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