連載 看護管理 ときにはバーディー ほぼパー・3
「スタッフ中心」でいかない?(後編)
坂本 すが
1,2
1東京医療保健大学
2日本看護管理学会
pp.234-237
発行日 2023年3月10日
Published Date 2023/3/10
DOI https://doi.org/10.11477/mf.1686202347
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先を見て,さまざまなことに取り組もうとする時に,リーダーのあなたと共に歩む人であるスタッフの1人ひとりを見てみよう,スタッフが何を思って働いているかを考えてみようという「スタッフ中心」の考え方を,前回提案しました。そして,スタッフ中心でいくための3つのキーワードとして,❶リーダーは方向性を示す,❷対話で,その人の奥底にある“光るもの”を引っ張り出す,❸行ったことが見える評価をし,スタッフに「やった感」を持たせる,を挙げました。
リーダーが方向性を示すと,スタッフはさまざまな反応をすることでしょう。その中で,「面白そうです,やりましょう」「私も○○について勉強します」とポジティブな反応をしてくれることがあります。今回は,このようなやる気はどこから出てくるのか,また,やる気のツボを刺激するために,管理者はどんなことができるのかを考えてみたいと思います。
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